プロレス漬けはやっぱり楽しいですね。
みちつぐ です。
今回は新日本プロレスワールドで公開された 高橋ヒロム 選手の特別インタビュー の感想です。
修行時代の苦悩、IWGPジュニアにかける思い、両国で対戦するKUSHIDA 選手に対する思い
これから IWGPジュニア の地位をどう引き上げていきたいのか?などを語ってくれました。
修行時代の想い
新日本プロレス のヤングライオンとして最長の3年半にもおよぶ武者修行を経験しました。
この間、イギリス、メキシコと世界を渡り歩いていたわけです。
その間、新日本プロレス の情報をシャットアウトしていたのかと思っていたのですが
意外と 新日本プロレス ワールド でチェックしていたようです。
そこには焦り(あせり)と葛藤(かっとう)があったと語っています。
ちょうど右肩上がりで人気が出てきていた 新日本プロレス その中に入れない自分
「プロレス・・・観たくないな」
そんな感情に襲われもしたと語っています。
そりゃ焦りもしますよね。
自分だけが仲間外れになっているような感覚もあったのかもしれません。
そんな中でメキシコで出会った好敵手(ライバル) ドラゴン・リー 選手
彼に出会ったことによって 高橋ヒロム 選手は覚醒しました。
「あぁ、好きにプロレスやっていいんだ」
この言葉にすべての理由が込められていると想います。
ああみえて(失礼!)髙橋ヒロム 選手はとても繊細で理論的です。
なので「考えすぎていた」部分があったのかもしれません。
なんでもそうなのですが「考えすぎると前に進めなくなる」そういう現象におちいります。
「下手な考え休むに似たり」
という言葉通りといえます。
こうして覚醒した 高橋ヒロム 選手はカマイタチという仮面を脱ぎ捨てて
TIME BOMB として堂々と凱旋帰国して、念願のIWGPジュニア のベルトを戴冠しました。
IWGPジュニア のベルトへの想い
もうこの想いは熱すぎます。
「最高の気分」
この一言でしか言い表せないと語っています。
わたしもそうでしたが、中学時代から憧れた IWGPジュニア のベルトですからね
それを実際に自分の腰に巻ける(うらやましい!!)そんな充実感他にないです。
自分の目指した大学・高校へ入学できた!
必死になって進めていたプロジェクトを成功させた!
長年の恋を実らせた!!
どれも「最高の気分」ですよね。
それを他の言葉で表わせといわれても・・・出てこないですよね(笑
そう云う想いのこもった IWGPジュニア のベルトです。
そりゃ「ベルトさん」って言いながら溺愛(できあい)もしますよね。
ちなみにこのインタビュー動画中
なんども「ベルトさん」を観ながらご満悦な表情を浮かべていました。
・・・自分がもし IWGPジュニア ベルトを巻いたら・・・
きっと同じような行動にでるしょうね(笑
KUSHIDA 選手 への想い
KUSHIDA 選手に対しては終始「ブレている」と言っています。
確かに言われてみればその通りなんです。
IWGPジュニア を盛り上げると言いながら王座陥落したら「ホッとした」
とか言うくらいですからね。
あげくにタグチジャパンに入りたいから IWGPジュニア を取る!と宣言
さすがにわたしもこれには頭にきました。
「 IWGPジュニア はタグチジャパンの下かよ!」
髙橋ヒロム 選手と同じ思いになってしまいました。
まぁ、新日本ジュニアが好きなファンなら当然の反応じゃないかと思うんです。
そりゃ頭にきますよね?お笑い集団の下に見られるわけですからね。
あと「何事にも遅い」というのも終始話してました。
これは試合の流れでも言えることのかも知れないなぁ
なんて思いならが聴きました。
特に思うのがKUSHIDA 選手得意のムーブである
ハンドスプリングからの背面エルボーなんですね。
あれやった後って、かならずガッツポーズして観客を見回すって動きを入れるじゃないですか
あれ、いらなくないですか?
んなことやってる暇があったら、次の技に繋げろよ!!
って、毎回思います。
無駄で無意味な動きが結構多いんですよ。
これって、先日AbemaTVで見直せた オカダ・カズチカ vs 後藤洋央紀 のIWGPヘビー(白塗りのやつ)
で解説に座っていた 山崎一夫 さんが 後藤洋央紀 選手に対してコメントしてたことと全く同じなんです。
「観客へアピールするんじゃなくて対戦相手をしっかり観なきゃダメ」
これです。
余計なアピールを挟むことで試合の流れは悪くなるし、それをみている観客も
はやく次の展開を見たいのに水をさされて白けます。
多分、わたしがKUSHIDA 選手を好きになれないのはここだと思います。
実績もテクニックもいいものがあるのに好きになれない。
これってプロレスラーとして致命的なんじゃないかと正直思います。
最近、殿(後藤洋央紀 選手)も、またそのクセが出始めているので心配ではありますね。
そんなKUSHIDA 選手を「潰す」と宣言した髙橋ヒロム 選手がどのような仕掛けをするのか?
そして、その 問い にKUSHIDA 選手がどのような 答え を返すのか?
この辺りも今後の IWGPジュニア 戦線を占う上で大事なポイントかもしれませんね。
今のIWGPジュニア、これからのIWGPジュニア への想い
大田区総合体育館で行われた 旗揚げ記念大会でメインを取れなかったこと
【新日本プロレス】45周年旗揚げ記念日 観戦記(2)【新日本プロレスワールド】
あの時は噛み付いたけれども、結局は自分の知名度が低すぎたのが原因だと分析していました。
そんなことはないぞ!!
現にいま、IWGPジュニア が好きだという人は増えました。
「好きだった」というオールドファンも戻ってき始めています。
これは高橋ヒロム 選手の功績(東京ドーム大会、エディオン大会)と言えます。
【新日本プロレス】2017 1.4東京ドーム大会 レッスルキングダム11の観戦 記 【イッテンヨン】
【新日本プロレス】2017年2月11日 THE NEW BEGINNING in OSAKA IWGP Jr ヘビー級選手権 高橋ヒロム vs ドラゴン・リー 観戦記 【新日本プロレスワールド】
わたしも大田区体育館の試合順は疑問に思っていました。
メインの内容があそこまで良くなければ不満しか残らなかったでしょう。
それでも、やはり「タイトルマッチの価値」を考えればあの試合順は無いと確信してます。
高橋ヒロム 選手が凱旋するまで、
IWGPジュニア は KUSHIDA 選手 BUSHI 選手 田口隆祐 選手 が引っ張ってました。
牽引力が低すぎたんだなってのは理解できます。
本来なら「生え抜き」である田口隆祐 選手がもっと引っ張っていってほしかった。
明確なライバルもいないままもがいていたのはわかります。
それでももっともっと支えてほしかったと今になって思います。
高橋ヒロム 選手がその強烈なカリスマ性で IWGPジュニア を牽引しはじめました。
そこで必要不可欠なのが「好敵手(ライバル)」の存在です。
いま、好敵手といえばドラゴン・リー 選手ですが、毎シリーズ来日できるわけではありません。
現にエディオン大会以降、来日予定もありません。
そうなると「国内に」好敵手を見つけなければいけないんです。
その時にわたしはいつも頭に浮かべるのが
タイガーマスク vs 小林邦昭
という図式です。
タイガーマスク といえばわたしも大好きな ダイナマイト・キッド の名前がでてくるほど
有名なライバル関係でした。
このカードはハズレ無しです。
でも、ダイナマイト・キッドさんも毎シリーズ参加できるわけではありませんでした。
それでも、来日回数は多かったように思えますけどね。
そんな、最強のライバルが来日できない間、タイガーマスク 選手の相手をしていたのが
”虎ハンター” 小林邦昭 さん
です。
ブラックタイガー 選手もいますが、彼も外国人ですから同じですね。
そして、小林邦昭 さんはタイガーマスク選手に負けないほど人気も実力もあったので
消化試合的な扱いにならず三つ巴、四つ巴のジュニア戦線になり、大いに盛り上がり
黄金期の新日本プロレスを支えたのは間違いありません。
おそらく高橋ヒロム 選手も同じように危機感を盛っていたんじゃないかと思います。
そこで大田区大会の試合後に次期挑戦者はいないのか!とマイクアピールしました。
でてきたのは KUSHIDA 選手のみでした。
そこに落胆したようですね。
わたしも正直がっかりしました。
ジュニアヘビー級の選手はあんなチャンスなかったんです。
現 IWGPジュニア のチャンピオンから挑戦者に名乗り出てこい!って言ってるわけです
本来なら幾つものステップ(実績)を積んでようやく挑戦できるのがIWGPジュニア のベルトです。
それを一足飛ばしで挑戦できるわけですからね。
田口隆祐 選手は試合後ですから無理です。
KUSHIDA 選手はリマッチ権がありますから当然出ますよね。
BUSHI 選手は同ユニットであっても出るべきでした。
エル・デスペラード 選手はジュニアだよね?新参だから遠慮した?
TAKAみちのく 選手も同じ理由かな?
ウィル・オスプレイ 選手はその場に居なかったかな?
しばらくジュニアタッグ挑戦しないなら ロッキー・ロメロ 選手 バレッタ 選手でもいいよね?
ザック・セイバーJr選手はNEVER挑戦が決まっていたのかな?(90kgないんだからジュニアだよなぁ)
タイチ 選手 金丸義信 選手はジュニアタッグ戦がありますね。
ヤングライオンの川人拓来 選手!キミが名乗り出たってよかったんだよ!
獣神サンダー・ライガー 選手、タイガーマスク選手 が名乗り出たってよかった。
あと会場にだれがいたんでしょうね?
まぁそんな感じで、新日本プロレスジュニアには恵まれた選手層があります。
なのに出てきたのはKUSHIDA 選手だたひとり!これが許せなかったんでしょうね。
「他に戦いたい選手はいますか?」
の答えが物語っていました。
マッチメイクに楯突くくらいの選手がもっとx7出てきてほしいなって思います。
さて、肝心のIWGPジュニア 現チャンピオンの 高橋ヒロム 選手は自身の思い出とともに
今後のIWGPジュニア の引き上げ方を語っています。
前々から言っているようにヘビーを倒せるジュニアをやはり目指すようですね。
わたしとしては正直やめてもらいたい部分ではありますけどね。
その理由は以前に書いたこの記事のとおりです。
【新日本プロレス】新日本プロレスの特徴とジュニアヘビーの葛藤【その違い】
ヘビー級と絡むことにより、ヘビー級との住み分けがさらに曖昧になる
そうなるとジュニアヘビー級は特徴を出すためにさらに危険な方向に進んでしまう可能性がある
そういう訳です。
もともとが階級差が曖昧なプロレスですから、
そこはなんとか踏みとどまってほしいかなと思います。
ヘビー級へ牙を向いたライガー 選手の怒りをもっと受け取って欲しいですね。
さて、本日は4.9両国国技館大会です。
IWGPジュニア ヘビー級選手権試合はセミ・ファイナルです。
あなたはどっちが勝つと思いますか?また、勝ってほしいですか?
勝った後、どんな展開が待ち受けているのか?楽しみですね。
まとめ
今回のIWGPジュニア 選手権の見どころとしては
・高橋ヒロム 選手の問いかけ(潰す試合)に KUSHIDA 選手がどう答えを出すのか?
・次の挑戦者は現れるのか?そしてそれは誰なのか?
でしょうか
これからのIWGPジュニア を盛り上げていく上でターニングポイントになると思われる試合です。
現地で観戦する人、新日本プロレスワールドで視聴する人、それぞれでしょうが
上記の2点を注意しながら観ると、より深くプロレスを楽しめるかと思います。
全力で応援しましょう!!
それでは!!