【レッスルキングダム11】NJPW Jr.#7 Jr戦士たちのイッテンヨン【新日本プロレスワールド】

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「意地でも”勝たなければいけない” 対決」
こう言い換えても過言ではない IWGP Jr 選手権だったと思います。
2016年 目立った実績を残せないまま最後にチャンピオンに”なっていた KUSHIDA選手
ライバルたちの「強さ」よりも「巧みさ」が目立つ、おそらく自身が1番もどかしいんじゃないのかな?
「新日本のジュニアはオレが背負う」
そんな宣言も虚しくかき消されてしまったのが 2016年新日本ジュニア戦線だったと思う
一方、
「帰って来るときはチャンピオンになれる実力をつけたときです。」
そう宣言して海外武者修行へと出発、文字通りデカくなって凱旋した 高橋ヒロム選手
辛辣なKUSHIDA批判のコメントが逆に自分の不安を隠そうとしているように聞こえてくる。
「このタイミングで凱旋して良かったのか?」
「自分が新日本のジュニアを背負えるのか?」
この不安は試合後のインタビューで顔をのぞかせていた。
そんな二人の
“負けられない”ではない「勝たなければいけない」イッテンヨン
試合前の駐車場でスーツ姿を褒めるインタビュアーの質問に KUSHIDA選手は、こう答えます。
「万全です!体調万全!」
だれも聞いていない質問に自ら答える形・・・
その理由は前哨戦で痛めた右肩への不安
逆に万全なら負ける要素はないとの、自信の表れかもしれません。
余談ですけど、スーツ姿かっこいいですね!
ダッグアウト裏、不敵な笑みを浮かべて降りて来る 髙橋ヒロム選手
まるで自分に言い聞かせるように「サイコーのチャンピオン日和だぜ」ふてぶてしいです。
そしてキメ台詞
「Ticking! TimeBoooomb!!」
と叫びます。
自信の表れか、ただの強がりか?それは試合で証明してくれます。
(※キャラを作っていないこの素の表情!闘志が全面に出ていてイイ表情です!)
欲を言えば
なんだから、キメ台詞はスペイン語で決めて欲しかったですね。
まぁそれじゃ時限爆弾ネタが使えなかったのかもしれませんけども
Bomba de tiempo(ボンバ・デ・ティエンポ)
やっぱりこっちの方がかっこいいです。言いづらいですかね?(笑
話がそれました。
そんな二人の想いを包み込んで東京ドームでの IWGP Jr 選手権試合 盛り上がらないわけがありませんでした。
高橋ヒロム選手の入場をゲート裏で待ち構えるKUSHIDA選手 足元が眩しいです!
このLED入りのシューズすごいですね!
(※ピッカピカです!)
そんなチャンピオンの姿を知ってか知らずか不敵な笑みを浮かべながら堂々と入場をする高橋ヒロム選手
そんな姿にはどっちが王者がわからないくらいの風格が漂っていました。
それでも、プレッシャーがあるのか背後からのドロップキックで試合を始めてしまいます。
これは先制ではなく焦りではないか?と私はおもいました。
相手は右肩の負傷もあり、前哨戦では完勝している相手です。
堂々と構えていればいいはずなのに手を出してしまった。
ここは若さゆえのあせりと捉えるほうがしっくりくるとおもいます。
そして序盤からスピード感溢れる、試合展開になりましたが最初の山場はこの危険極まりない技です。
エプロンに立つKUSHIDA選手へ前方回転エビ固めの要領で飛び込んで・・・
そのまま場外マットへパワーボムです!
これがどれだけ恐ろしい技かはプロレス技を解説した記事でわかりやすく解説しました。
この技でKUSHIDA選手は意識が飛びます。
その証拠に直後、高橋ヒロム選手がトップロープから飛びついて場外へ投げようとしたコルバタを支えきれず崩れてしまいます。
さらには場外セントーンも受け止めきれずに高橋ヒロム選手が危険な角度で場外マットに落ちてしまいます。
本来のKUSHIDA選手レベルのレスラーがするミスではありません。
それだけあの技が危険だったという証拠でもあります。
正直、私は封印処置してもいいと思うくらいの危険度だと感じています。
お互いに色濃いダメージを負ってしまいますが、身体は動いてしまいます。
トップレベルのプロレスラーは動きが身体に染み付いてしまってますので、自然と反応するんです。
ダメージのせいか動きはやっぱり鈍っています。
しかし、高橋ヒロム選手はやられている間も絵になる表情をしますね。
これは一流の証でもあるんです。
やられていても観客の目を引きつけるというのは、なかなか出来るものではありません。
15分が過ぎたあたりからさらに試合はヒートアップ!
トップロープからの回転エビ固め→TIME BOMB とつないで、高橋ヒロム選手が戴冠しました。
そして、敗れたKUSHIDA選手は観客に感謝の声をかけながらバックステージへと帰っていきます。
その目には光るものが・・・
控室前の通路で、素直なくやしさが口から漏れました。
「まさか、ここで負けるか・・・」
そのあとは嗚咽を上げながら控室へと消えていきました。
そして冒頭の高橋ヒロム選手が発した記者たちへの言葉へとつながっていきます。
この動画ではそこまで入っていません。
だけど、あの一言こそ この激戦を闘い抜いた 高橋ヒロム選手からKUSHIDA選手へのある意味リスペクトだったんじゃないかと思っています。
「KUSHIDAさん、アンタを超えたオレがジュニア最強だ!オレが代わりに背負ってやるよ」
そう思って会見場に入ったのに飛んだ質問はわずかに「ひとつ」・・・無理やり聞き出してやっと「ふたつ」です。
そこではじめて「IWGP Jr のベルトの重さ」「新日本ジュニアを背負う重圧」を感じたからからこそ
心のなかで「KUSHIDAさん あんたこんな重圧とアウェイ感のなか戦ってのかよ?」となったと思います。
そこにはキャラをしっかり作って去勢をはっていた高橋ヒロムではなく、ヤングライオン高橋広夢が顔をのぞかせたんだと思います。
だから
(まだまだオレは未熟だってことですか?なら)もっと強くなったら、(そして存在感が出たら)もっと質問してください」
こういう行間に悔しい思いが込められた捨てセリフになったんではないか?と推察しました。
今回のIWGP Jr 選手権は 勝者の居ない試合だと思います。
KUSHIDA選手は 王者としてベルトを守りきることが出来ませんでした。
高橋ヒロム選手は 新日本ジュニアの象徴としてマスコミに認めさせることが出来ませんでした。
あれだけすばらしい試合をしていても、なお、叶わなかったわけです。
この勝者のいないジュニア選手権が2017年どんなストーリーを作り出して、一体誰が真の勝者として
駆け抜けてくれるのか?
新日ジュニアを目指していたわたしとしても とても興味があります。
それにしても、こういった裏側を見せてくれる新日本プロレスワールドは本当にいいですね!
それでは!

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