一番最初に取り上げるのは最もプロレスと関係性が深いジャンル「格闘技」です。
 
常に比較されてますよね。
そしてこう言われます。
 
「プロレスって真剣に闘ってないじゃん」
 
あーはいはいって、昭和世代のプロレスファンには耳タコレベルの言葉ですよね。
じゃあ「真剣」って一体なんなんでしょうか?
その辺りの見方を変えれば、いかにプロレスが真剣なのかがハッキリしてきます。
 
 

格闘技の起源

プロレスというかレスリングの起源は古代ローマのパンクラチオンであると言われています。
もっとも徒手空拳(素手格闘)で戦うというのは有史以前から行われていた行為ですから、整備されたルールの元で行われた最も古い格闘技の記録がパンクラチオンだと言ったほうが良いのかもしれません。
 
 
パンクラチオンは裸の男同士(奴隷とも捕虜ともいわれています)が目潰し・武器を使う以外は、ほぼ全部OKのルール(これルールか?w)で格闘戦をする競技です。
しかもこれは”賭けの対象”になっており、当時のコロッセウム(闘技場)に詰めかけた観客は入場料の他に掛け金を払って試合を見ているわけです。
 
ただの殺し合いではなく格闘ショーになっているわけです。
 
どうですか?まさしくプロレスそのものです。
 
現在、格闘技としてジャンル分けされているものは、このパンクラチオンより遥か後から生まれた競技ですから、全ての格闘技の根源はパンクラチオン=プロレスといっても言いすぎじゃないんです。
わかりやすく図にすればこんな感じかな?
 
 
プロレスという「何でもありだった原初の格闘技」があって、その内に進化をした他の格闘技がある。
だから「プロレスは格闘技なのか?」という質問はそもそも間違っている訳で、正しくは「格闘技とはプロレスの事」です。
 
なぜそうなるのか細かく説明していきますね。
 

プロレスとの違い

 
まずはアマレスです。
これはプロレスから打撃・関節・締めを削ってできたものです。
レスリングが先だとおもわれていますが私は逆だと思っています。
単純に名称としての”プロレス”が後になっただけだと考えます。
 
そして格闘技の中では一番メジャーだと思われるボクシングはプロレスから投げ・寝技・足技を削ってできたものです。
随分と窮屈ですよね。
 
打撃系と言えばキック・空手もありますがこちらは投げ技・極め技をけずっていますね。
組技と言えば柔道ですが、こちらは逆に打撃系を排除しています。
 
そう考えると柔術MMA(総合格闘技)はよりプロレスに近いですね。
ただし、この2つもプロレスとは大きく違う部分があります。
これは後で説明します。
 
ともかく、このように格闘技の原始はプロレスだと言っていいと思います。
改めて断言しますが「プロレスが格闘技」なんです。
 
こういうと必ず「じゃあなんでプロレスは相手の技を受けるんだよ!」という意見が出てきます。
まぁ知らない人からしたら確かにそうですよね。
どちらが強いのか?を競うのが格闘技だと考えれば、相手の技を受けるというのはちょっと考えられない行為ですもんね。
 
次回はこの「プロレスは、なぜ相手の技を受けるのか?」を解説していきます。
 
 

投稿者: 矢後 至譜

1969年生まれ 大分県出身 小学校のころに見たタイガーマスクvsダイナマイト・キッド戦に衝撃をうけプロレスラーを目指すことを決意、中学から高校まで柔道部で主将をつとめあげて社会にでるとき、周囲の反対を押し切り、新日本プロレス学校へ入学、一度挫折をあじわい故郷へ帰るが、熱いプロレスラーへの夢を抑えきれずに再び上京、アニマル浜口ジムの門を叩き本格的にプロレスラーへの道を歩む。 しかし、25歳で最後のチャンスにかけていた時、トラブルに巻き込まれ頬に7針を縫うケガを負いその後に控えていた新日本プロレスの入門テストを準備が不十分なまま受けることになり、あえなく不合格になる。 「25歳までにプロレスラーになれなければ、あきらめる」と両親と約束をしていたため、やむなくプロレスラーへの夢をあきらめる 現在は、再びサラリーマンをやりながら、熱くて、ワクワクさせてくれるプロレスを、その熱量全開で伝えることで、周りの人の人生も、もっといいものにしてくれるものであることを発信中!

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