【プロレス技一覧】ブレーンバスター?バーティカル・スパイク?#3

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プロレス技は千差万別です。
使い手が変われば、同じ技でも名前が変わります。
ウェスタン・ラリアットなんてその最右翼ですね。

さて今回紹介するプロレス技はこちらになります。

 

ブレーンバスター 

(BRAIN BUSTER)

 

歴史       

創始者はキラー・カール・コックスさんです。

技の形としては、向かい合って首に腕を回し、相手のうでも同じ形で自分の首に回し、お互いにお辞儀をしているような体勢になります。
そしてタイツの腰部分を掴んで、一気に頭上まで持ち上げてからヒザを折るようにして尻餅をつき、相手の頭をマットへ真っ直ぐに落とす、まさに(BRAIN)を砕く(BUSTER)ような技です。

なので正確な表記は「ブレインバスター」だとも言われますね。
たぶん、世界のプロレスとかで実況アナウンサーが滞空時間の長いこの技を「BRAAAAAAAAAAIN BUSTERRRRR」って言うのを、我々日本人の和製英語脳が「ブレーンバスター」と聞き違えたのが原因でしょうね。

で、私の中での最高の使い手は”トンパチ”マードックおじさん こと ”狂犬”ディック・マードックさんです。実はマードックおじさんはテクニシャンなんですよ?


(開始6分辺りで技がでます)

もっと上手い人がいるのかもしれませんが、私の中でリアルに見ることができたディック・マードックさんのブレーンバスターは本当に真っ直ぐマットへ向けて相手が落ちていく姿がかっこ良く、それとは逆によっこいしょという感じで自分はお座りするその愛嬌ある姿のギャップが好きでしたね。

あの形こそまさに「ブレインバスター」だなって説得力もありましたね。

ただ、このブレーンバスターは サソリ固め同様に間違って伝わっています。
間違ってというか派生系が正式版だと思われてるんですよね。

 

現在の姿    

まずは現在のブレーンバスターと言われる技はこれです。

はい、BRAINをBUSTERしてませんね?
これだと背中(BACK)砕き(BUSTER)です、まぁ背中は砕けないか。
でも、これが現在主流のブレーンバスターと呼ばれている技です。

こうなった経緯はいろいろあるわけですけど、ひとつの理由としては、本来の形では危なすぎたというのがあります。
当時のマットは今ほど柔らかくありません。確かボクシングのリングだったりしたんで板の上にシート被せただけのようなものだったといいます。

なので、パイルドライバーでお亡くなりになる人も出てしまうレベルでした。
そこに来て、パイルドライバーよりもさらに高い位置から落とす技なわけですから、高度な技術がないと誰でも出来る技では無かったわけです。

そこでスープレックスのように反り投げで背中から落とす形が主流になったと言われていますね。
こういう所以から7色のスープレックスとか12種類のスープレックスといわれる中に、こんな有名な大技なのに加えてもらえないんだと思います。
ま、そもそも「スープレックス」とは呼ばれてませんけどね。

現在は 中島勝彦選手の使う バーティカル・スパイク が原型に近い形で使用されています。
原型タイプを説得力のある技として蘇らせてくれています。

余談ですけど、昔は背中から落とすブレーンバスターを何故か「バーティカル・スープレックスと呼んで区分けしていたんですけどなんででしょうかね?英語の意味でも「垂直の」って意味なはずですけど不思議ですね。

ちなみにこちらの形をフィニッシュホールドとして使っているのは 石井智宏選手ですね。
でも、実況ではなぜか「垂直落下式ブレーンバスター!」ってよく言われています。
石井智宏選手は投げ方がとてもキレイで見ててカッコいいですよね。

 

派生技    

 

山ほどあるのでどうしようかな?本当に代表的なものを紹介します。

 

雪崩式ブレーンバスター


(開始40秒過ぎに技が出ます)

この手の技に必ず出てくるトップロープから落とす技です。
あまりにもポピュラー過ぎて解説の必要はないですよね。
この技は分類するとバーティカル・スープレックス系ということになります。

さすがにこの高さからブレーンバスター系で落としたらヤバいですもんね。
だからといって衝撃が少ないわけではないので選手の受け身技術の発達とマットの改良はスゴイんだなと思います。

ちなみに最後の方で石井智宏選手のきれいなブレーンバスターが見られます。

 

高速ブレーンバスター


(開始6:30辺りで技がでます)

すみません趣味で入れました(笑
私の大好きな ダイナマイト・キッドさんの得意技でした。
持ち上げる前の体勢から一瞬で後方にぶん投げる バーティカル・スープレックス系です。

めちゃめちゃ早くて相手選手の首を心配してしまうくらいでしたね。
落とすのとは違ったダメージを首に与える大技でした。

 

フロントネック・チャンスリー・ドロップ

こちらはスープレックスになってしまうので、厳密には違う技といえます。
アントニオ猪木さんが一時期、得意技として使っていました。
前田日明さんの12種類のスープレックスのひとつだったと思います。

なので厳密に言えばスープレックスに分類されているからちょっと違うかもしれませんね。
後に紹介するDDTはこの技の派生になりますね。

 

DDT

正式名は殺虫剤の商品名から付けられています。
日本では当て字で「デンジャラス・ドライバー・テンリュー」と言われています。
名前から分かる通り、天龍源一郎さんの必殺技でした。

これもブレーンバスターとは違うわけですが、脳天をマットに突き刺すということと、脇で相手の頭を抱えるという点から派生かなと考えました。

 

スタイナー・スクリュー・ドライバー

そう考えるとこの技もブレーンバスターの派生系といえますね。
詳しくは【新日本プロレス】スクリュードライバーよりもスタイナーらしいのは【プロレス技】で解説しています。

バーティカル・スパイク


(開始10分辺りで技が出ます)

NOAHの中嶋勝彦選手が使う必殺技です。
本当に数少ない ブレインバスター系と呼んでいい技ですね。
正統派のブレーンバスター系は本当に少ないんですよね。

「垂直落下式」と言われるものは本来ならば全てこちらになるはずなんですが、実際に蓋を開けるとマットに落ちる瞬間に後ろに投げるバーティカル・スープレックスに変化するんです。
これも選手の技術が向上した結果なんですが、やっぱり別のものになってしまいますよね。

なので、中嶋勝彦選手にはこれからも「正統派ブレーンバスターの使い手」として頑張って欲しいものです。

 

まとめ    

 

古典的な大技となってしまったブレーンバスターですが、安全面の理由から早々に変化したものが好んで使われるようになり、その結果 サソリ固め 同様に間違った解釈をされているのが現状です。

「垂直落下式(バーティカル)」と言われる形が本来の形であり、スープレックス的なものは バーティカル・スープレックス(垂直じゃないけどね)と呼ぶのが正しいということになります。

真っ直ぐキレイに落とすのは腕力以外にも上半身全体の力もいるし、相手の首や身体をしっかりとホールドしておく技術もいることなので、なかなか必殺技にする使い手は現れませんけど、昔と違ってマットの質も選手の技術もよくなっているので、もうちょっと出てきても良いんじゃないかなぁと思います。

現在のマット界で使い手と言えば 中嶋勝彦選手と石井智宏選手ということになりますね。
前者は垂直落下の正統派、後者はバーティカル・スープレックス系ということになります。
どちらもフィニッシュホールドとして使用する数少ない選手なので、これからも磨きをかけてほしいですね。

 

それでは!

 

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